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ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密のnobuoのレビュー・感想・評価

3.8
「ワンダーウーマン」公開前に町山氏が紹介していた、学者にして嘘発見器の製作者、その上「WW」原作者でもありSMボンテージフェチな男の半生を追った一本。その後話題を聞かないな...と思ったらビデオスルーになってたんですね。

「クリエイター列伝・WWを創った者たち」的な内容ではなく、あくまでも原作者マーストン教授と二人の妻の関係に焦点が当てられていたことで、人間ドラマとして良くまとまっていた。他の要素を入れ過ぎたら完全にとっ散らかった映画になっていただろうと思う。

作家が持つ性的嗜好を(子ども向けの)創作物へ反映することの是非やジェンダー問題等、掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられる程どえらい人生を送ったマーストン教授。別の観点からこの人を扱った作品も観てみたい。
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