傑作『パシフィックリム』の続編監督を諦めてまで、注力したとの本作。
さすがデルトロ監督！
またもややってくれました！
内容は超どストレート。
予告編にある通り口の利けない清掃員と半魚人とのラブストーリーに悪い奴等が絡み合ってくるという展開。
今作の見所は超名演の役者陣と映像美。
パディントンのちょっと抜けた母さん役のサリーホーキンス、スーパーマンシリーズの強過ぎた悪役ソッド将軍のマイケルシャノン、そしてパンズラビリンスでも怪物を演じたダグジョーンズ。この三者がほんとに素晴らしい。特にサリーホーキンスの名演はほんとに一見の価値あり！
表情と身振りだけの演技て難しいんだろうなぁ
そして噂違わず映像がほんとに美しい。本作のラストシーン。あまりの美しさと感動に久々に涙出てきました。
初めはちょっと怖い怪物に見えていた半魚人がいつしか超絶カッコいい人間に見えてきて、逆に悪役のマイケルシャノンがどんどん怪物に見えてくる不思議。
ブレードランナーで"人間より人間らしく"というフレーズが登場しましたが、今作も同じようなテーマ性を持ってるように感じました。
人間と怪物のラブストーリー、と一見シュール過ぎる描写ですが、それをここまで人間らしく、そして感動的に描いてしまう…
デルトロ監督の恐ろしい才能が爆発した傑作です！
