シェイプ・オブ・ウォーターの作品情報・感想・評価

シェイプ・オブ・ウォーター2017年製作の映画)

The Shape of Water

上映日:2018年03月01日

製作国:

上映時間:124分

3.9

あらすじ

1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。 人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか……。

「シェイプ・オブ・ウォーター」に投稿された感想・評価

josolena

josolenaの感想・評価

3.0
手話の「F◯CK YOU」のワンシーンが観たくてシアターへ。

映画史に刻まれる名シーン。

主人公の言葉なくともどっと溢れ出す激情が痛いほどに伝わる。

言葉より饒舌に伝わる情熱・愛情。

シビれた…
ジャム

ジャムの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「美しい恋愛」
綺麗、だとか簡単な言葉では表したくない作品。
グロいシーンもあったが、最後のシーンが全てもっていく。「美しい…」で終わる。
二人にしか分からない愛があり、それは周囲が理解できず、また理解しなくていいものなのだと思った。その世界が美しいと感じたのかもしれない。
【私の解釈】
途中の「イライザの親友の絵描きのおじさんと周囲の関係」と「イライザと彼の関係」が比較されていたと思う。前者は、元々勤めていた会社の人・パイ屋の店員に裏切られ、また、パイ屋の店員は黒人の客を追い返していた。人間は裏切り、性別や肌の色など、外見で判断している面がある。一方、イライザと彼は外見など全く異なるにも関わらず、内なる部分に惹かれあっていた。
イライザの周囲(親友や同僚)にも、私達観客にも分からない。二人にしか分からないものがそこにはあるのだと思った。その二人の世界は、外見ばかり気にする人間よりも澄んだ美しいものなのではないか。
一方で、彼(化け物といっていいのか)は、指を切断したり猫を殺したりする面もあり、絶対に善だとは言い切れないと思う。

この映画が単に外見についてなどを伝えたいものだとは思わない。
もっと深く、美しいもので、それを全て私が感じ取れているのかはわからない。
全編通じて少し暗めのグリーンがかった映像の大人のラブストーリーです。
声を発せれない女性とアマゾンで確保された魚人のような生き物との恋物語。どちらも異質性を携え、生きている(魚人は捕獲されて無理矢理都市に連れてこられた)。コミュニュケーション上でのハンディキャップを互いに持ちつつも、惹かれあう二人。この二人の姿を見ていると、相手を愛するということは、何を見て、感じて起こるものなのかということを考えてしまいます。
幻想的な映像、独特の世界観が混じり合って、見ていて浮遊感を覚えました。悲しいけど幸せな気持ちになる不思議な映画でもあります。
ひかる

ひかるの感想・評価

4.5
おとぎ話系がすきなのでとてもすきだった
青が綺麗な映画だった
限定された空間の中だけで描かれながらも、画面の色づかい・美術・カメラワークが素晴らしくて高級感さえ感じさせる。“彼”の造形も良い。

先が読めてしまう物語ながら非常にテンポ良く進み、かつ要所要所で映画的なエモーショナルたっぷりなシーンが用意されていて圧倒させられる。

イライザが“彼”に惹かれるきっかけや過程はもう少し掘り下げてほしかったところ。
uri

uriの感想・評価

5.0
大好き。

ギレルモ監督の「映画で国境を無くす」というテーマがきっちり現れてる登場人物たち。
身体障害を持つ女性、黒人女性、ゲイの絵描き、ユダヤ系博士…そして魚人。

彼らが力を合わせて白人男性(マジョリティの象徴)を倒す姿がとても印象的だった。

色彩も青から赤へ。水の使い方。
カトリックとプロテスタントの対比。
コントラストが心地良いし、音楽も好き。

まだまだ話し足りないし、パンズラビリンスみたいな終わり方でこれがギレルモ作品!て感じだけど…好きです!!!
主人公が女性ということもあってか、感情移入は難しかった。
途中から、逃げ切れるかどうかのハラハラを楽しみに切り替えた。
maaaaaao6

maaaaaao6の感想・評価

3.8
イライザ役の女優さんがすっごく魅力的。驚くべき若さと美貌ってわけではないのにどこか少女性を感じる雰囲気、加えてあの芯の強さ。おとぎ話の主人公やないかい!
めちゃくちゃ強いメッセージも含まれてそうな。綺麗だったねで済ませたくない、あーでもないこーでもないって話し合おう!
dgnk

dgnkの感想・評価

4.5
電車の窓の水滴を、ぼうっと嬉しそうに眺めるシーンは、絵画を見ているような気持ちにさせられる

ああいう感情の時の、電車やバスから時間を忘れて眺める景色って最高に幸せなんよな
ぼうっとして普段絶対乗り過ごさない電車で乗り過ごしたり、反対方向に乗ったり、普段気づかないもので感度したり。
事の後の表現がなにより素敵で天才的だった
QTaka

QTakaの感想・評価

4.5
デル・トロ万歳。
アカデミー賞おめでとう!な感じで、終了間際にようやく見られた。

良かった。思った以上に良かった。
なるほど、アカデミー賞だ。

化け物映画でも無く、オカルト映画でも無い。
まして、怪獣映画などでは全く無い。
この映画は、生粋のファンタジー映画で、
とびきりチャーミングなストーリーだった。
そして、終始、音楽に満ちている。
ブラウン管に映し出されているのは、ミュージカル映画でありタップで始まった。
時代(60年代)を反映しての、白黒画面と懐かしさすら感じる音楽がブラウン管の中に有った。
「どんな映画だろう」と思いながら見始めて、こんなシーンの中に、あっという間におとぎ話へ巻き込まれていった。

半漁人とのダンスシーンは、この映画のクライマックスだろう。
ハリウッドが最も美しく楽しい映画を作り出していた頃の、ミュージカル映画を見た思いがした。
こんなにも楽しく、美しく、魅力的な映画は、ここしばらく出会ってこなかった。
えっ?これがデル・トロ監督なの?
これはもうデル・トロに脱帽でしかない。
次の映画が楽しみだ。
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