めちゃくちゃバイオレンスで結構エロいので、人を選ぶ映画だと思う。グロシーンはシアターで見るのがちょっと辛かった。でも素敵な映画。バイオレンスとエロが割と直球だからこそ、主人公イライザと半魚人の純愛が引き立つ。
言葉の話せない女性と半魚人のラブストーリーというプロットはかなり荒唐無稽に思えるけれど、違和感はあまりないままで話はちゃんと完結した。もうほんと純愛……尊い…。
オープニングからずっと統一された青や緑の落ち着いた色合いに途中から入る赤が、差し色っぽくなってて綺麗に映えてた。音楽も色合いもどことなくアメリを思い出す。そのおかげで更におとぎ話感が上乗せされていい感じ。
半魚人がすごくかっこよかったし、ラストが素敵すぎてため息が思わず出た。素敵。
この映画の半魚人が好みすぎるせいで、もう人間を好きになることはないかもしれない。それくらいに魅力の詰まったキャラクターが映画を彩る。
それがあるからこそ、ストリックランドのキャラが引き立つとも同時に思う。
最後に、デルトロ監督アカデミー賞おめでとうございます！！！
エログロと人外が大丈夫なら早いとこ映画館に行ったほうがいいと思います。
