あっつマン

シェイプ・オブ・ウォーターのあっつマンのレビュー・感想・評価

3.6
1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、同僚のゼルダと共に、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くようになる——。

「リトルマーメード」などでお馴染みの“人魚”ではなく、本作は“半魚人”との恋。どちらも人と魚のミックスだが、人魚なら美しく、半魚人はグロい。恋の相手として、この差は大きすぎる。

だが、本作の半魚人の目はつぶらで、目の動きにも不思議と可愛げがある。この目が、ヒロインのイライザとの恋に説得力を与えている。

実は、この半魚人の目をデザインしたのは、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いた辻一弘だ。さすが。

そして、キービジュアルにもなっている主人公と半魚人が水の中で愛を育むシーンは美しかった。