まって、めっちゃ好きこの映画。さすがギレルモ・デル・トロ監督！まず物語を通してキーカラーとなっているグリーン。ヒロイン、イライザの部屋や服装は全てグリーン。親友の絵描きさんが通うパイ屋さんのキーライムパイもグリーン、描いたゼリーもグリーン。そしてこの緑は魚人を表すカラーなのかなと。緑を愛するが故に緑に愛された人達。対照的に、敵役は自分が買った新車をグリーンと言われることを嫌った。すごいな、美しさでしかないこの映画。イライザが言った言葉、「彼は言葉を話さない、彼を怪物だというなら言葉を話せない私は何？」考えさせられる。人種差別的な要素も盛り込まれていて、人種とは種族とは、そういうカテゴリー全てぶち壊して単純に愛を貫く2人の姿はすごく自然な愛の形だなと思った。
