劇場版　はいからさんが通る　後編　～花の東京大ロマン～の御湯のネタバレレビュー・内容・結末

原作がいいからもちろん話はいいものの、原作で好きな台詞などが尽く削られていて悲しかった記憶。尺の関係もあるから仕方がない節はあるが、もっと上手いようにやれたのでは？と思ってしまう。
特に少尉が記憶を取り戻すところ、ハッとしたような勢いがなくなって無駄にそこを擦るような形だったが、果たしてそこまで反復する必要はあったのだろうか……？
それにラリサの死ぬシーン、ただの病死にされていたのが本当に悲しい。そのせいでなぜ｢あなたの恋とりもどして｣なのか意味がわからなくなってる。原作の台詞だけ引用した形。ラリサというキャラクターの存在が圧倒的に弱くなっているがために後編は全体的に締まりが悪くなっていると思う。
原作からの編集長推しの者としては、編集長が良いように書かれてるのは有難かったが、他のキャラがなんだかなぁ……
前編が良かったばかりに期待しすぎていたのかもしれない。後編は原作とセットで見ないと理解出来ないんじゃないか？と思うくらいトンチキなシーンが多くてちょっと残念だった……
本当を言うと評価もう少し低くなるけど、原作が好きすぎるので☆3に留める。