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リュミエール!のrasenのレビュー・感想・評価

リュミエール!(2016年製作の映画)
5.0
この映画を観て分かるのは、映画は最初から「演出されていた」ということ、そして映画は最初から「ストーリーを語りたがっていた」ということ。
考えてみればあたりまえのこと、写真を取る時に、人はこれは時間を越えて残る、と思っていた。だとしたら、当然、演出する。笑ったり、カッコつけたり。
それが、動画になったらどうだろう。自分の動く姿を、例えば自分の仕事をしている姿を撮って欲しかったろうし、それは、格好よく撮ってもらいたかったかもしれない。その上に、もっと面白く、とも思うお茶目な人もいたかもしれない。子供や孫や、見ず知らずの次の世代の子孫たちに、自分の姿を観せられるのならば、人はどんなふうに写りたがるのか、そのことが1番面白かった。
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