ニュー・ミュータントのRickのレビュー・感想・評価

傑作。

ミュータント隔離施設という閉鎖空間を舞台として、トラウマという自己に潜むヴィランと対峙する若きミュータント達の苦悩や葛藤が、程よいホラーテイストで描かれているのが大変刺さる。
また、施設が主人公達の内面性が具現化する場所として機能しているのも良い。彼ら彼女らの精神構造そのものになっているのが、『自己と対峙する』という本作の軸に合致していて、作品のテーマと舞台が上手く融合しているのがとても良かった。

劇場で観たかった一作。
また観たい。