2018年一本目は、大好きなフランスから。ロードムービーというよりは、トラベルムービー。美味しいフランスがいっぱい。
つかみどころのないフランス人と、それに振り回されるアメリカ人。目新しさはないけれども、とにかく始終抜けるような爽やかさと、カメラの目線が素敵。主人公アンの撮る写真が、ひたすら嫌味じゃない溢れ出るセンスの良さを醸し出している。「ああ、お洒落な写真を撮るインスタグラマーって、こんな感じのセンスの良さと目線なのかも。こんな世界を見てるのって、いいなぁ」って、嫌味なく感じた。
あの運転は絶対一瞬で酔うし、素敵なピクニックも「人の金で何やっとんねん」って突っ込んじゃったけど、ひたすら素敵な寄り道だったし、フランス熱が再発しちゃった。
フランス語は基本的に訳される事がない為、何が何だか分からないまま振り回されるアメリカ人体験が出来るのだけど、幸か不幸か、フランス語を習っている私には会話の内容が分かる部分も多く、疑似体験には失敗。それでも楽しめたし、映画初めには心地の良い作品でした。