ボンジュール、アンの作品情報・感想・評価

「ボンジュール、アン」に投稿された感想・評価

amitie

amitieの感想・評価

3.7
「今、幸せ?」
「あなたは何に興味ある?」

ありがちなシンプルな質問にドキリ。

学生時代フランスかぶれだった私は、
好きな物事に一直線な日々を送っていた。

劇中に現れたリヨンは、
一人旅でどきどきしながら訪れた思い出の場所。
地図を片手に向かったリュミエール研究所に、
なけなしのお金で背伸びしたビストロ。
あの場所にまた再会できるとは..。

スマホのない時代。
限られた容量を横目に、
特別な瞬間をパチリと切り取り続けた。
あの写真達はどこにいったっけ..。

あのような日々は学生限定だと思ってたけど、
そうじゃないんだな。

食べかけのクロワッサンに想いを馳せ、
夕暮れ時のドライブに身を任せ、
かぐわしい花を愛でて目を細める。

大好きなチョコレートを理由付けせずに、
食をめいっぱい楽しむ。

まだまだこれから。
20年後に、また見たい。
自分の話を私も監督として作ったら、私も最後はあんな感じでウインクにするなー。笑
かっこよかった!

去年の夏、南仏に旅行した私は、ああ!知ってるこの夏の光!あーまた行きたい、と楽しかった思い出と重ね合わせて見ていて楽しかった
フランス料理もワインも好きだから、とても良かった

旅行してて、知人やガイドが現地語を話している時の、会話終わるのを待ってる時の
あの感覚
なんかわかるなーって
旅行に行っている時の心境も思い出した

フランス男、信用ならないヤツか紙一重な感じだけど、まぁ最後はよし!
パッケージ・予告を観た時"これは観たい!"と思った。
白いシャツにベージュのパンツを何気なくオシャレに着こなせるアラフィフ女性は、もうそれだけで上級者!

私がダイアン・レインを好きな理由は、美しさと親しみやすさを兼ね備えている所。つまり、エレガントな上にチャーミングなのである。こういう女性、なかなかいそうでいないのだなぁ。。

成功している超多忙な映画プロデューサーのマイケル(アレック・ボールドウィン)と妻アン(ダイアン・レイン)。
それなりに仲の良い夫婦ではあるのだが、仕事一筋の夫は妻よりも仕事を優先しがち、、なようにも思えて面白くない。。
そんな妻の揺れる心を軽やかにしなやかに演じたダイアン・レインから目が離せない!


ひょんなことからマイケル抜きで彼の友人ジャック(アルノー・ヴィアール)にカンヌ〜パリまで車で送ってもらうことになったアン。
フランス人🇫🇷の彼は、寄り道に次ぐ寄り道がお好きなようで、なかなかパリに辿り着けない。。

お陰で観ている私たちも、南仏の素敵な景色や文化・美味しいフランス料理を味わう旅を一緒に楽しんでいるかのよう。。

典型的なアメリカ人気質のアンは、戸惑いながらもそのフランス風人生の楽しみ方を目の当たりにして、次第に自分を縛っていた価値観から解放されていくのだった…。

今作は80歳にして監督に初挑戦したエレノア・コッポラの作品。
自身も映画監督(フランシス・フォード・コッポラ)の妻である彼女が、アンを通して伝えたかったこと…
美しいものを美しく撮るということ、
人生とは、
人間らしさとは、
母親とは、
女性であることとは、
そして、今この瞬間を楽しむ!ということとは、、
そんないくつもの問いかけがたくさん散りばめられた、とても素敵な作品に仕上がっている。

絵画に出てくる景色、グルメ番組さながらの美味しいワインとお料理のオンパレード、マルシェでのチーズの豆知識…。
にわかフランス通になれそう♪
教会でのシーンはちょっとしんみり。。

どうしたって、フランスに行きたくなる!


明るくオシャレで、それでいて大人のほろ苦さが一つまみ、、


嗚呼、これは好きなヤツだー!


最初はジャックの調子の良さに少々引いてしまう(裏があるのじゃないか、とか下心満々じゃないのか、とか)自分がいたのだが、、
アンと一緒に彼のユニークさについつい引っ張られていく楽しさを満喫♪

今作は、素直にそれを楽しめば良い。

うん、それで良い。



観る者に委ねられるラストシーンに、エレノアがいたずらっぽく片目をつぶっているのが浮かんだ。

私なら、、



観た後に、女友達とあれこれ話したくなる!
ぶん

ぶんの感想・評価

3.0
後半に入ってもフランス人男性に騙されているのでは?、という胡散臭さがずっと漂っていた。

アメリカ人のアンも男性を何者かと疑わしく思っていたが、食や美術館など興味ある体験をするうちに楽しくなってきて、陽気なフランス人にも少しずつ心を開いていく。

うーん、アメリカ人女性とフランス人男性…やっぱりしっくりこないと感じた。
504カッコイイな。
お洒落ロードムービー。
日本みたいに不倫劇にはならない。
おフランスだからね。
異常な性欲を持った彦摩呂風のフランス男との珍道中で、観る人によっちゃただの熟女モノにしか見えないかもしれないけどね。いい年こいたオッサンが吉永小百合を未だに‘‘さいちゃんさいちゃん’’って言ってるみたいに(by タモリ)、『リトルロマンス』(1979年)の美少女時代から観ている我々世代にとってダイアン・レインはそのさいちゃんみたいな存在で。いい年こいて完全疑似デート映画ということなのだ。ラストシーンの彼女のカメラ目線がたまらんのよ。
Dior

Diorの感想・評価

1.0
美味しそうな料理とキレイな風景が出てくるけど、とりわけ面白みのない淡々と進むだけ。
●個人的に、これはメモが長くなりそうだなと思いながら辛抱して見る映画だった。●寝取られそうになる、おとぼけブルーアイが好きでファンのウィリアム、スティーブンのボールドウィン兄弟の長兄アレックに肩入れしがちになりつつ、主人公ジャックの、普通に考えたらただの間男じゃんか!なイケスカなさにイライラする頭でっかちな自分と、自分の中にもあるだろうジャックな部分が、鑑賞中ずっと取っ組み合いのケンカをしている感じだった。●もちろん、ジャックにも寝とるという感覚はないし、そういう描き方もしてない。●で、特筆すべきは、終わり方。このジャックとの物語の仕舞い方としては、そしてこういう映画としては個人的にベストなエンディングだった。あの仕舞い方以外、取っ組み合いのケンカをしてる感情が腑に落ちない。あれでいい。人生はそうはいかないが、映画はあの放り投げ方がいい。あとはこちらの都合のいいように、ってやつ。それをよしとできるヒロインのおばさん、ダイアンレインの表情だった。アウトサイダーなどマットデュロンといつもセットで青春アイドルしてた頃から彼女の女優としての積み重ねを感じた。よかった。少し贔屓目かもしれないけど。●ジャックとうまくいくことも、そこまでの物語の継続を本人たちも望んでいない。ただ、今を、少し先を、一度だけの人生の、出来事として。それは、オリンピックとか、旅行とか、そういうのと同じなのかもしれない。ジャックの所作や教養を僕が実際に感じてきたフランス人のステレオタイプとは思わなかったし同意しかねるが、出来事に対する線の引き方どころか超え方は、そんな感じかなと思う。そして、それは実はフランス人だけではなく、アメリカ人のダイアンレインにも、僕ら日本人にも、そういうのを持ってる種類の人にはみんなにあることなんだなと思う。それに気づいているか、気づいていないかの差はあるけど。そして、それがアリかナシかも人によるし、傷つく人もいるし、傷ついてきた人もいる。ようは、それがダメな人にはしないし、その察し能力もギリギリのとこで察する手品師のようなスキルが必要だということ。ただの女好き、ただの色ボケ、ただの無い物ねだり、ただの人の芝が青く見えるやつ、ただのセクハラに、ならない魅力のギリギリ感。それはわかるが、個人的にはこの映画のジャックはアウトだったけど、ダイアンレインにはギリギリアリだったみたいで物語が成立していた。イケメンに、年相応以上に若くてリッチな感じにジャックを置き換えてしまった日本的映画がありそうだなと、ふと。それじゃあつまらない。●この映画のようはことがない方がいい。実際の夫婦の間にはない方がいい。だけど、この映画のようなこと、そして映画以上のことをしてしまう人もまた後をたたない。だから、ジャックにイライラする。ダイアンレインにもたまにイライラする。いくつになっても僕らは人生の1番のセオリーを見つけられないからだ。そういうものだがら、だから、この映画の仕舞い方が良かった。●もう一度観たい映画ではないし、誰かにすすめたくなる映画ではもちろんない。ただ、記録としてスッとコマ送りするにはひっかかる、個人的にメモしておく映画だった。●ダイアンレイン、良い年を重ねてる。
riekon

riekonの感想・評価

4.0
素敵なガイド?さん❤️
羨ましい😆💕
パリには興味が無くてフランスは行かないでいいかぁと思っていたけど
この作品を観たらパリ以外の街の素敵なこと✨
美味しそうな料理も沢山出てくるし
ワインもね🍷💕
行きたくなりました☺️
ラストはニッコリしちゃう素敵な作品✨
iceman

icemanの感想・評価

3.2
チョコレート香の甘いラストに…

名作 " ゴッドファーザー" の妻が描いた女性らしさのボンジュール…

これはInsta映え講座…?
と言わんばかりな食材と風景画が今の季節に上手くマッチしたこれを観た貴女もパリへ来てくださいと誘われてしまう仕上りに…

意外に此方の思っていたセオリーどおりでない遠回りのパリ行き男女のストーリー…

男は外国女性に対してのエスコート講座
女性にはパリ男に対しての取り扱い講座

と、言ったところではないでしょうか…?

人生セカセカした毎日も、偶にはゆっくりゆったりと寄り道も大切…
と作者は言いたい様ですね…

それにしてもパリの街並みの美しさには恐れ入ります…

スコアは男目で…
女性の方は是非ご覧ください。
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