犯人です

ミスター・ガラスの犯人ですのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
4.5
【概要】
『シックス・センス』などのM・ナイト・シャマラン監督が、『アンブレイカブル』の後日譚(たん)を描いたサスペンスドラマ。自分をスーパーヒーローと信じて疑わない3人の男性が集められ、禁断の研究が始まる。『ダイ・ハード』シリーズなどのブルース・ウィリス、『アベンジャーズ』シリーズなどのサミュエル・L・ジャクソン、『スプリット』などのジェームズ・マカヴォイらが共演。(Yahoo映画参照)

【あらすじ】
ある施設で、特殊能力を有する3人を対象にした研究が始まる。そこには、悪を察知する力と不死身の体を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24種類の人格が同居する多重人格者のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、ハイレベルなIQと94回も骨折した繊細な肉体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)が集まっていた。(Yahoo映画参照)

『良い点』
・他とは違うヒーロー作品
・自分自身の存在意義の再確認

『悪い点』
・1.2作目の鑑賞必須

《感想》
『アンブレイカブル』『スプリット』に続くシャマランユニバース3部作の最後の作品‼︎
1.2作目はつまらない訳ではないのですが個人的にそこまでハマっていない為今作は少し心配でした…

——— 🔹シャマランユニバース🔹———
自分自身普段あまりアメコミ系のヒーローもの映画を全く見ないです。
最後に見たのがサム・ライミ版の『スパイダーマン2』で中学生くらいの頃…
個人的にヒーロー映画はハマまっていない。
コスチュームが子供ぽくて抵抗感があるからか大味だからか自分自身でもなぜ毛嫌いしているのかよく分かっていないです😂😂
ですが今シリーズのヒーローは抵抗感なく見れます‼
恐らくヒーロー自体が泥臭くて地味で見た目も普通だからでしょう。
能力も地味っちゃ地味だし(笑)
世界観も他のヒーロー映画とは一味違う‼︎
今作の人々はヒーローを精神的におかしい奴だとみなす現実のような世界設定。
ヒーローは精神病棟に移され”普通の人間”になるまで洗脳・治療を行う。
その為、世界中の人々の中に超能力を有するヒーローになりうる存在がいるにも関わらず誰も信じないのである。
このようにヒーロー映画でありながら他のヒーロー映画とは全く違う世界観が素晴らしかったです‼︎
全体的に落ち着いており大人向きな所に自分自身惹かれたのでしょう👍👍
ピアース・ブロスナン版007よりダニエル・クレイグ版007の方が好みの感覚に近いです。
(分かりづらいですが…😭😭)
そして、自分自身が精神的におかしい一般人ではないかと疑心暗鬼になったヒーロー達が最終的に「自分の存在意義」を再確認し最終的に導き出す答えが素晴らしく、とても余韻が残り感動的なラストでした‼️
多様性を享受できない現代社会に対してのメッセージに繋がるとも感じました。

——— 🔹配役🔹 ———
今作は地味な映画ながら配役にとても素晴らしいなと感じました‼︎
アンブレイカブルの2人組はもちろんのことながら、24の人格を持つ男の人格の豹変ぶりは前作同様素晴らしかったです👍👍
ブルースウィルスの息子役はアンブレイカブルと同様な俳優をチョイスしているらしく違和感なく見ることができましたし、個人的にイチオシのアニャ・テイラー・ジョイも満足😀😀
精神科医の配役も良い意味でムカつく感じが良かったです(笑)
ちなみに精神科医の人見たことあるなと思って調べたら「RUN」にの母役の方でした。
結構裏の顔が怖い役多いですね😂😂

——— 🔸最後に🔸 ———
最初は楽しめるか結構心配だったのですが、見終えた感想などめちゃくちゃ面白かったです‼︎
なんならシャマラン監督の作品の中で一番好きです👍👍
現代に溢れまくるアメコミヒーロー映画と相反する作品で尚且つメッセージ性も高く素晴らしかったです‼︎
しかし、完結編まで長かった…
この作品を見るために前2作見たようなものなので(アンブレイカブルももう一回見直した…)キツかったな(笑)
まだ前2作がつまらなくないため良かったですが、他に見たい映画がある中見直したのがキツかった。
それでも個人的には今作は記憶に残るほど名作でありまた見直したいと思える映画でした‼️