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死霊館のシスターのKentaのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.2
『死霊館』シリーズで最恐の悪魔として恐れられている"ヴァラク"。今作は、"ヴァラク"がいかにして誕生し、人々のいる世界に現れたかが分かる作品となっている。
主役のタイッサ・ファーミガは、シリーズお馴染みのヴェラ・ファーミガの妹であるのも見もの。

1952年のルーマニア。
村から離れてポツンと存在するその修道院で、一人のシスターが自殺した。それからというものの、地元では不気味がられる修道院となった。
ある日、バーク神父と見習いのアイリーンは、調査に出てほしいとお願いされ、その修道院に出向する。自殺したシスターの発見者であるフレンチーとともに修道院に向かうが、人気のない不気味なそれが佇んでいた。フレンチーに後日迎えに来てもらうことを約束し、神父とアイリーンはその不気味な修道院に足を踏み入れるのだったが…。

作品としては、まぁ面白かった程度。『死霊館』のシリーズ作のものとしては、ぜひとも押さえておきたい一作ではあった。『死霊館 エンフィールド事件』で、ウォーレン夫妻をあそこまで唸らせた史上最恐の悪魔"ヴァラク"。ヤツの誕生が分かって、さらに過去作とクロスオーバーするシーンがいくつかあるのには、感動した。
ただ、怖さとしては過去作と比較したら怖いとは言えないし、ストーリーに関してもあまり記憶に残りにくいものだった。
そのため、作品の評価としては可もなく不可もなく。しかし、今までの作品と繋がってくる点は数々あり、シリーズの要となってくる事実も判明するため、シリーズを追っている人は、必ず押さえていただきたい作品ではある。
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