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身体を売ったらサヨウナラのりのレビュー・感想・評価

身体を売ったらサヨウナラ(2017年製作の映画)
3.7
すべてをかなぐり捨ててグズになりたい時がある。つまり、脱日常、非日常への憧憬。身も心も落とし、坂口安吾のように「人間は生き、人間は堕ちる」と言いたい。プライド、アイデンティティ、全てを脱いで丸裸になりたい。承認欲求。自己顕示欲。そんなのどうでもいい。単に愛されたい、認められたい。俺らはホモ・サピエンス。否。その前にオスであり、メスである。糞みたいな理性なんて捨て去って、本能でくそ社会を生きるしかねえ。
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