DanielHGenta

タイムループ 7回殺された男のDanielHGentaのレビュー・感想・評価

3.0
タイムループ
    ×
記憶喪失
   ×
逃走中?

セルビアの映画です

謎の男が何度も生き返る
シュールなアクションサスペンス
最後の最後まで
主人公の正体が分からない異色作
(☝︎wowowプログラムガイトの紹介文)

この作品をチョイスしたこと
この紹介文を載せたこと
wowow攻めてるな(゚Д゚)ノ
と思いましたよ♪

ホント異色作だし
シュールっちゃシュールで
掴みどころのない作品でした

物語の冒頭の掴みは
抜群に良くて
すぐに作品の世界に惹きこまれた

謎が謎をよび
どうなるのか どう展開するのか
どう終結させるのか⤴⤴

良かった一方で
それ以上の興奮はなく(-_-;)

映画としては、つくりが粗め
アクションも大したことない
画的に、つじつまの合わないことが多め
銃の扱いもイマイチw

wowowの紹介文に間違いは一つもない
本当に異色作でした(笑)

原題『Inkarnacija』
YouTube検索すると
予告が観れます!
日本語じゃないけど
なんとなく雰囲気はわかると思います


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以下は僕の想像による解釈


今年始めに観た
マイフレンチフィルムフェスティバル作品
あの雰囲気に非常によく似ていた

監督の意図は?
なぜこのような作品を作ったのか?

そんなことを知りたくなる作品でした

原題
Inkarnacija/Incarnation

これを辞書で引いてみると

 人間の姿で現れる
 肉体化したもの

ある種の“神”を
意味している言葉のようでした


追われることから 逃げるが
また振り出しに戻る

別の逃げ道を探して行くが
やっぱり振り出しに戻る

逃げる道を探すのではなく
その場にいることで

終わらすことができることもある
それが新しい時代を始めること

消したい過去をいくら消しても
自分たちのやってきたことからは
逃れることはできない

銃口を向けられるのは自分でもあり
銃口を向けるのもまた自分

現実の瞳の奥を
まっすぐ見つめたとき

ひとつのループは終わり
“自分はどこにいるのだろう”と
次のステージに進むことができる。


セルビアという国

近隣諸国との紛争や独立など
様々な歴史的背景があり
それは今も直面していることでもある

タイム・ループ というよりかは
繰り返される歴史の中で

過去を忘れるのではなく
過去を知り、直視することの重要性
そんなメッセージなのかな。

ふ~(*´з`)~

もう少しテンポを良くして
ショートフィルムのように
ギュッ!!とさせても
よかったんじゃないかな?

それかもっとエンタメ要素とか
ヒントとなるアイテムや人物
それらを活かす演出とか
謎解き要素がもっとあったら

???で終わる
異色作ではなかったと思う

でも、それが現実...

日本で生まれ 日本で育ったから
ドラマチックな展開を求めてしまうが

それぞれの国の
それぞれの歴史
自分が知らないだけで

浅いようで深いリアルな映画なのかも...


ナンダカンダいってハマった!
恐るべしwowowジャパンプレミア٩( ''ω'' )و
DanielHGenta

DanielHGenta