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トランプの国の腕のレビュー・感想・評価

トランプの国(2012年製作の映画)
3.2
インド社会の不満を『トランプの国』に見立てた作品。

メイン軸はセクシュアリティの対立と思想。
前半はとある男が小説『トランプの国』の内容を回想シーンを交えて説くパート、後半はトランプの国内部が崩壊していく様を映像化している。

インドの同性婚が認められるまで多くの血が流れた現実をトランプに見立てて割と分かりやすくしてた。
「誰かが決めた型にハマった生活をぶっ壊す!」っていう熱意がバシバシ伝わってきた。

個人的に後半の本質に触れるまでは一体何を説いてるのか分かりづらかった。
正直途中まで「どうせ映像学科出身のスカした奴がドヤ顔で作ったんやろなぁ…」って思ってました。ごめんね。


めちゃくちゃ真面目な題材を核に置いて歌と映像美でまとめ上げた意外と見応えのある作品でした
腕