タイトルの通りに刷新した世界観は目新しいです。頭身が伸び、イメージがガラリと変わった妖怪たち。それに伴いドラマもシビアな内容に変化し、通常キッズアニメには使われない単語も投入されており対象年齢の引き上げが制作サイドの狙いに思えます。
しかし残念ながら目新しいだけに留まってしまっている印象。各要素の追求できていないように思えます。ゲストキャラに至っては大人の都合が見え見えでかなり冷めてしまいました。キッズ向け作品には商業的理由というのは付き物ですが、今作は適当すぎます。本当に継ぎ足しただけで全く話に組み込まれていません。
やはり個人的には、宣伝でも押されていたナツメにもっと活躍して欲しかったし、彼女が妖怪たちと絆を深める描写がもっと沢山欲しかった。
「かつての主人公の娘」「かつての主人公の友達」「様変わりした世界観」といった、練り込めば面白くなる要素を数多く内包していただけに、残念です。
