『パンドラ』では、（解散状態にあった）メンバー4人が当時の思い出を回想して話すというシーンがあったが、この『オトトキ』には4人が会してそのように語り合う場面はない。監督がメンバーにそのようにけしかけるシーンもあるが、メンバーはそれに決して応えない。
ドキュメンタリー映画として見たときに、劇中のいくつかの演出に対しての賛否はあるだろうと思うけど、人生のどこかの瞬間において、THE YELLOW MONKEYというロックバンドに触れてしまったことのある人の心には、何かしらの引っ掛かりを必ず残す作品なのではないかと思う。
