最も残虐な…という触れ込みに期待して観始めたのだが、意表を突いたキモかわキャラだったので拍子抜けさせられる。どうりで女性のレビューに高得点が多いのか合点した。
寄生するしないの判断基準や、突然地球を気に入った理由も説明不足でいまいちピンとこない。
しかし、それらを補って余りあるほどのVFXを駆使した映像が素晴しい。疾走感のある迫力のバトルシーンは洗練されおり、シンビオートの芸術的な流体的ビジュアルは美しささえ覚える。
トム・ハーディとヴェノムが連携したバイクシーンも、中々の見応えであった。
ストーリー自体はシンプルで特筆すべき点も少ないが、コメディタッチの一風変わったダークヒーロー物語と割切れば結構楽しめる。
続編もあるようなので今後の展開に期待したい。