このレビューはネタバレを含みます
【客観的視点での感想】
エンターテイメント性・他作品リスペクト（映画特有のB級テクニックなど）も強く脚本やキャラも想定しているより綺麗にまとまっていた。
それ以上に作者のとてつもない強いこだわりや癖を第一優先している印象。
良くも悪くも監督のクセがガッツリ出ていると感じる作品。
そのクセの強さ故にしっかりしていた脚本やエンターテイメント性を
投げ飛ばして急にロックに性癖やこだわりをぶちかまされるので
そういう点で置いてけぼりになったりナルシシズムを感じて嫌気がさす人もいるのかなって思った。
【個人的感想】※ネタバレアリ
B級モンスター映画を想定していたが
自分が美術大学の受験の空気や世界を見てきた立場なので初見から惹かれた。
性癖に結構刺さったのもあり、男子が襲われた所らへんまでは最高に楽しめた。
元凶の男が出てきたところあたりからは監督がやりたい放題だったので
個人的には細部を描写するのは良いにしてもサクっと終わらせて
怪人大暴れ！BADEND！で良かったかなぁ。
なので作品に対しては前半はすごく好きです。
後半以降の流れは監督の
自分のこだわり優先しちゃう部分に好意は抱けました。
