SYU

バック・トゥ・ザ・フューチャーのSYUのレビュー・感想・評価

5.0
2021/06/17
監督ロバート・ゼメキス
マイケル・J・フォックス
クリストファー・ロイド
リー・トンプソン

【未来は自分で切り開く】

発明家の友人のトラブルに巻き込まれ、タイムマシンで過去に飛んだ高校生の主人公マーティが、若き日の両親を救いながら、現代に戻ろうと奮闘する様を描く、大ヒットSFシリーズ第1作。

レビュー900本目を記念して、マイベストの1本を。

初見は高校生の冬、当時本作と「グーニーズ」が同時期に公開され、貴重な小遣いでどっちを見に行くか迷いに迷った末に本作をチョイスした思い出(最終的にお年玉でグーニーズも見に行ったが)

初めて見た時の感動とインパクトは今も忘れられない、ピタゴラスイッチのようなオープニング、スケボーで学校に向かうシーンの♪パワー・オブ・ラブ、いきなり「これはめちゃくちゃ面白いぞ」と期待が昂まったことを覚えている。

現代の世界での様々な出来事が、タイムスリップした過去で伏線となって繋がる脚本の素晴らしさ、まだ赤ちゃんだった叔父さんがオリに入っているシーンで、当時同じ劇場で見ていた外国人の方々が大爆笑していたのも思い出す。

ダンス会シーンからクライマックスの時計台まで息をつかせぬ展開が秀逸、それまでのタイムスリップ作品はどちらかというと、未来を変える事ができないというのが常道だった気がするが、今シリーズの面白さは、主人公の行動で未来を変えていくという痛快感にあると思う、未来が変わっていく様が写真で見えるというアイディアが天才的、あのハラハラ感も見事だった、加えて随所に散りばめられた絶妙なコメディセンス、マーティに見事なハマり役だったMJ、変人ながら心優しい博士役のC・ロイド、強烈な印象を残したヴィランのビフ、情け無いが憎めないジョージ、それぞれが見たら忘れられない愛すべきキャラクターだった。

その中でも、ロレイン役のL・トンプソンの可愛さ美しさに、完全に心を持ってかれて大ファンになったのも懐かしい、当時大人気のアイドル女優でした。

初見後も何度も何度もビデオやDVDで繰り返し見たが、2012年「午前10時の映画祭」にて劇場再鑑賞できたのが嬉しかった、子供達にも初めて見せた時も面白さに興奮していた、何度見ても見入ってしまう、レビュー書いてるだけで思い出して興奮してしまう一本、やはり名作です。

初鑑賞日1985年 劇場にて
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