熱砂の秘密のもたのレビュー・感想・評価

乗員がほぼ全滅の状態で砂漠を走り続ける戦車の中から脱出したイギリス兵…という冒頭からだいぶ飛ばしてるのだけど、本題はアン・バクスターらが運営しているホテルに逃げ込んでから。そこに同じタイミングでロンメルの部隊がやって来てしまったため、急遽ボーイのふりをして身を隠しつつ、なぜかスパイとして情報を盗み出すミッションを遂行するというかなり凝った話。ロンメル役のシュトロハイムがあまりにはまり役。淀川長治はシュトロハイムをお気に入りの悪役としているけど、この作品の彼は本当に魅力的な悪役。