もたさんの映画レビュー・感想・評価

もた

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映画(1769)
ドラマ(2)

東京行進曲(1929年製作の映画)

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1/3以上短いのにちゃんと成り立ってるの不思議。冒頭のディゾルブが妙に綺麗に決まってて驚いた。

道化師の夜(1953年製作の映画)

3.5

ベルイマンの映画としては拍子抜けするくらい薄味シンプルなドラマ。『牢獄』がこってりしすぎていたから、ちょうどよかった。若いハリエット・アンデルセンの艶っぽさがすごい。

牢獄(1949年製作の映画)

3.4

ベルイマンオマージュの映画を見てるような残念感が。メタフィクションもあまり効いてないし、表現主義的なシーンも、ただイメージが先行してるようで、あんまり良くなかった。他に、ドラマの暑苦しさとか、そもそも>>続きを読む

蜂の巣の子供たち(1948年製作の映画)

3.5

どうやって素人の子どもに泣きの演技をさせたんだろう。やっぱり一部のシーンで映画的な時間表現を無視した演出がされている。走る子どもたちの超ロングショットになぜかぐっときた。

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.1

序盤のもったいぶり方がことごとく空振りしていて、雲行きあやしく感じたが、後半のサスペンスがいい感じに収束していったのは良かった。音楽の使い方が的確に思えた以外には、特に何も感じなかったかな。長回しや、>>続きを読む

簪(かんざし)(1941年製作の映画)

4.1

浴槽で笠智衆の足にかんざしが刺さることを、ロマンスの予告に使うとか、清水宏は詩人だと思う。観客がどう、ではなく、映画の中を生きる人のための時間が流れる、笠智衆への精一杯の「がんばれ!」のシークエンス。>>続きを読む

浪華悲歌(1936年製作の映画)

4.3

心底ゾッとした。怖さと悲痛さと。ヨーダの脚本がやばかった。
前半はショットにしろカットの繋ぎ方にしろ、正直それほどうまいと思わない。浮気現場に奥さんが乗り込んでくるシーンの長回しにしても、徹底してない
>>続きを読む

裸のキッス(1964年製作の映画)

3.7

予想の上をいく展開と、最後までブレない(のかブレてるのかわからない)奇怪さは確かなものなのだろうけど、まあヘンテコだなぁ。

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

テーマとしては使い古された感があり、個人的にはあまり響かないが、キャラクターの行動や心理に説得力があり、ふたりの関係性の魅力に引き込まれた。映像の美しさ(黒が深く、肌やガラスなどの質感がくっきりしてい>>続きを読む

ピートと秘密の友達(2016年製作の映画)

3.1

ロバート・レッドフォードの安心感で持ってるところはある。交通事故に遭い、親を失った文脈無視してカーチェイスする配慮の無さ。こんな話何度も聞いたよってくらいの心持ちで見ていくところがディズニーだな。ドラ>>続きを読む

有頂天時代(1936年製作の映画)

3.6

少しシリアスなドラマ。ロマンスは強めになったが、軽やかさが弱まったかな。タップの音は軽やか。サンドリッチ監督が好きかな。

三十九夜(1935年製作の映画)

3.5

駆け落ちと聞いて、カップルの逃走幇助するおばちゃん好き。「ウィットに富んだ会話」みたいなのをあまり解さない人間だから、根本的に、この手のヒッチコック作品は合わないかもしれない。

第十七番(1932年製作の映画)

3.2

ヒッチコックのアクション要素多めのミステリー。電車の暴走のクロスカッティングが、そのテンションに反して、あまり綺麗ではない。

偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

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『市民ケーン』の次にウェルズが監督したが、RKOの意向のもと、ロバート・ワイズにズタズタにカットされたらしい。恐ろしいことをするものだと思った。人物のショットでは、似たような低めカメラポジションの自己>>続きを読む

白夜(1971年製作の映画)

4.4

ポン・ヌフ橋付近、夜のパリの艶やかさを、思いもよらない形で活写したブレッソンの怪作。橋上で出会った2人が...というところで『ポンヌフの恋人』に繋がることに気づく。が、カラックスのようなロマンチシズム>>続きを読む

リッチ・アンド・ストレンジ(1931年製作の映画)

2.2

赤の他人の日記を覗く無意味さを感じた。『イタリア旅行』やジャームッシュでもなければ、ロードムービーですらない。終盤が完全にB級映画でひっくり返った。

メリィ・ウィドウ(1934年製作の映画)

3.3

ルビッチは苦手かもしれない。文法に則った流暢な映画ではなく、コント的な間合いがある映画。

緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

3.6

このテーマでもってミュージカル調ファンタジーにするセンスに脱帽する。故人たちの無念を少年に一身に背負わせるのは、『若おかみは小学生!』と同じでいたたまれない。

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.8

悪(ナチス)の説得力。心なしか硬い照明だったり、黒が強調されていたり、人相が悪かったり。「死刑執行人」ハイドリヒに至っては、悪の化身のような風貌。レジスタンスものというとメルヴィルの『影の軍隊』のイメ>>続きを読む

バイオハザード(2001年製作の映画)

3.2

アクション映画に限ってアクションがイマイチなのはよくあることか。襲ってくるゾンビ犬を撃つ銃のカットは挟むが、撃たれる犬のカットは無いというような。

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

1.7

『ツリー・オブ・ライフ』は嫌いじゃなかったが、この作品は、ドローンを飛ばして撮れた映像を繋げただけだと思う。ドキュメンタリー的なコンテクストも、ものすごく薄い。いっそオールCGにしてくれれば...。あ>>続きを読む

殺人!(1930年製作の映画)

3.6

意外にもミステリーは新鮮。サーカスでの群衆の混乱はヒッチコック感強し。こういうのは本当にお見事。

踊らん哉(1937年製作の映画)

4.6

サンドリッチ監督のスラップスティック的センスとアステアの多彩な才能が遺憾なく発揮された傑作。ガーシュウィンの音楽も素晴らしい。ミュージカル映画の境地。

ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

4.2

全体的に間延びした感じと、後半からの展開は気になるが、殺人〜事件発覚までの演出が冴え渡ってる。死体を発見した管理人とヒロインの叫びのモンタージュ、一連の絵の視線、手袋を見つけて振り返る→カメラが寄って>>続きを読む

キャタピラー(2010年製作の映画)

2.7

「ジョニーは戦場へ行った」と同じ人物がモデルだったかな。原作は、肉体(もっと言えば局部)だけで繋がった夫婦の話だった気がするけど、この作品は、かなり本質的なところがずらしてあって、若松孝二の思想が色濃>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.3

独特のパンやドリーなど、癖のあるカメラワークが光り、映像としての風格と、豊潤さを漂わせつつも、ゴーストのお茶目さ、人間(?)らしさも際立たせた作風に、黒沢映画のような、ホラーとヒューマンドラマが交差す>>続きを読む

マンクスマン(1929年製作の映画)

2.6

ベタなメロドラマ。女性がクローズアップの度に恍惚の表情になるのが笑える。

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.9

アクションシーンが一番ダレる不思議な映画。後半からの締まりの無さが勿体無いが、前半、キューブリックや鈴木清順の動的な要素をコピーしながらも、視線のみでドラマを構築したのには痺れた。

イタリア旅行(1953年製作の映画)

3.4

車窓ショットのモンタージュ。贅肉を削ぎ落とした、シンプルかつソリッドな映画。夫婦関係が危機的な状況に陥るきっかけが良い。

ジュノーと孔雀(1929年製作の映画)

1.6

ヒッチコック初期のトーキー映画。室内劇。長いカットが多い。

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.0

たまらん。公開時スルーしたのは邦題のせいです。オドレイ・トトゥめっちゃカーチャンらしくなってた。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

音楽パートとドラマパートを隔てないほど細かいカット割りで生まれる、淡々とした(単調な)ドラマは、個人的には好き。ラストに向けての長い焦らしプレイという前提で楽しむ部分が大きいが、語弊を恐れず言うと、ラ>>続きを読む

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