武人

ニュー・ジャック・シティの武人のレビュー・感想・評価

ニュー・ジャック・シティ(1991年製作の映画)
4.0
ウェズリー・スナイプスは本当にこういう役が似合いますね。
まず顔がいいです!あのギラついた目に厚い唇は、黒人だらけの登場人物の中でも異彩を放っており、ギャングとしてのカリスマを埋没させません。
ギャング映画とは暴力以外に一切の資本を持たない者たちの彼らなりのアメリカンドリームの物語であり、英雄譚なのだという古典的ギャング映画への回帰を、ハーレムで暮らす現代の持たざる者である黒人が担っていくというストーリーは、現実に根ざした問題を的確に取り上げているなと感じます。
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