Michacha

ニュー・ジャック・シティのMichachaのネタバレレビュー・内容・結末

ニュー・ジャック・シティ(1991年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

黒人という呼び方が嫌い。
独特なリズムの取り方、話し方にも独特なリズムがある。特別な能力を持っているすごい人達。とても、情に厚くて優しい人達。
それでも産まれてきた境遇に左右されてしまう。

アメリカではクラックが今とても問題になっているけど貧しい人々が手に入れられる安価なドラッグなのであればその結果はわかりきっていたことと思う。

この映画ではドラッグで苦しむ人達にも焦点を置いていたところが良かった。人間はそんなに強くない。はじめは好奇心から。そして自分の意志ではどうすることもできないところに。その人たちはある意味、被害者。
売人の排除が大切なこと。
だけど、その売人も最初はただ生きていくためにはじめたこと。裁判のシーンが印象に残った。恵まれた境遇じゃなかった、ただやらされたんだと。
彼一人殺したところでなくならない問題の深さを感じてアメリカの闇の深さを思い、そして日本にも確実に来ている問題を感じた。
Michacha

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