何だこれめちゃめちゃ面白かったぞ。超個性的なメンバーたちが織り成す痛快爽快なバイオレンスアクションにずっと見惚れっぱなしな2時間だった。そこにジェームズ・ガン節が炸裂してくるもんだから面白くない訳が無い。こんなサイッコーにクレイジーな超傑作があんまり売れなかったって正気か？？？
旧『スースク』メンバーを含めた決死部隊その1を無惨にぶっ殺しながら始まるという倫理観ガン無視のオープニングがまず最高すぎる。んでもって第2部隊のメンツもこれまた個性山盛りで面白く、終盤に入るにつれて愛おしさもどんどん増していく。一体どうしてこんな彼らが終身刑に服従しているというのだ。
人と街を蹂躙する「KAIJU」を倒すのが、この世の底辺に住まう「鼠」だというこの構図よ。そこにラットキャッチャー父娘のしっかりと泣かせにくるエピソードも絡めてくるもんだから情緒がヤバい。ブラッドスポートのトラウマや「父親」という存在意義も含め、まさか今作の華麗なるラストを飾るのは「鼠」だったとは。
兎にも角にも本当に観ていて楽しかった。スーサイド・スクワッド万歳、ジェームズ・ガン万歳。サイコーの映画をありがとう。
