ディレクターズカット長すぎる!(196分)けど面白い!
最近岩明均先生のヒストリエに影響されて、古代ギリシアの世界観にハマっている。
今作は上映時間の長さから躊躇していたけど、結果観て良かった。
あらゆる意味で、現実と神話(フィクション)の間の世界観でバランスが良い。
単純に善悪だけで分けるのでは無く、各登場人物に両方の要素があるのが良かった。
"純粋な善"が悪を打ち負かす、ていうのは虚構に過ぎず、今作のバランスが適切ではなかろうか。もう少し現実的に描いてしまうと、感情移入できる人物がいなくなり映画としてはアレな出来になる気がする。
ブラピは安定のカッコよさ。度を超えて不遜だけど、腕っぷしだけで認められている男。始めの決闘シーンが印象的。
個人的にはオデュッセウスのキレ者感の演出とか、活躍の場面を増やして欲しかった。
"愚かな王子"パリスにはずっと苛立ちまくり。馬鹿野郎何やってんだ!と終始ツッコミながら観ていた。
オーランドブルームは適役で存在感があったけど、もうちょっと芝居を頑張ってくれ、、!笑
ヘレン役のダイアンクルーガーも現実離れした美しさ。この二人の場面だけ、神話感がハンパじゃない。笑
そして調べてから知った、ブリセイス役がローズバーン!!観ている間全くもって気づかなかった、、!