氷

少女邂逅の氷のレビュー・感想・評価

少女邂逅(2017年製作の映画)
5.0
あのね、もうね、体のなかの心臓でもなく脳でもなく感情の塊のようなものがぐるぐると渦巻いていた。もうわたしがだいすきな部分全て入ってる。少女が少女じゃなくなる悲しさが溢れてしまって泣いちゃった。制服の姿が愛おしく、苦しくて、わたし、ふたりが互いに撮り合ってるところであの17歳の日々が戻ってこないのが苦しくて泣いちゃった。知らない間に涙が流れてた、悲しいのか分からないけど、原因不明だったけど震えてしまって涙流れてしまったの頬を流れていった。観終わったあとは多分わたし保紫萌香ちゃんとモトーラ世理奈ちゃんが混ざったような表情になっていたと思う。設定がほんとうに最高過ぎて、やっぱり少女映画って無敵だと思った。幻みたいな演出とか紬が今にも消えてしまいそうな、ほんとうに存在しているのか、幻想のような存在の在り方にいつ消えてしまうのだろうかとずっとどきどきしてしまっていた。君じゃなきゃだめとかふたりだけの世界とかわたしは君と生きていたい、ふたりだけの約束とか秘密とかそこにしかない世界があるところで生きること、とかそういうのだいすきだ。文学にして、日本語の文章を並べた形でも読んでみたいと思った。好きなシーンはいっぱいあるし一秒一秒が凄く良くて、ここに並べるのは難しいのだけど、わたしにとってずきんと思い出す映画になった。DVDになったら絶対に購入します。少女邂逅だけのパンフレットも欲しいな。監督にお手紙送りたい。

2回目2018.0604トークショー付き
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