思ってた以上。なぜか初めて観た時より面白かった。「花に嵐」からの流れだったからか続編的な感覚で観ていた。
映画は所詮虚構。だけど愛してしまうから仕方ない。モキュメンタリーという手法が、異常かつリアルな現実を直視させる。
あの映画の中で4つの世界が展開されてる(一つはほんの少し)と思っていたのだが、まるで僕は5つめの世界で観てるみたいだった。
岩切監督の映像世界に松本まりかすらも染まる。この映画もやっぱりタイトルカット好きだ。けど後半の、作り物のドキュメンタリーが壊れていくさまは観ていて地獄とも思わないしすごかった。そして同じく、監督の体当たりがすごい映画である。
クライマックス20分やっと分かる。そうか。この宇宙は岩切監督の頭の中だったのか。キャスティングも音楽もストーリーも全てが最高の91分でした。
個人的には、岩切一空監督が社会の先生に似てて笑った。