聖なるものの作品情報・感想・評価

聖なるもの2017年製作の映画)

上映日:2018年04月14日

製作国:

上映時間:90分

3.7

あらすじ

「聖なるもの」に投稿された感想・評価

chiyo

chiyoの感想・評価

2.5
2021/5/15
MOOSIC LAB 2017のグランプリ作品らしいけれど、私的にはどうにもこうにも合わなかった。カメラのブレが激しくて、酔ってしまったのも合わなかった要因のひとつかと。が、やっぱり何よりも、監督自らが演じる主人公が本当に苦手。橘先輩には頭が上がらないのに、後輩の小川さんには「言ったよね?言ったよね?」と詰めていく、その人間性に嫌悪しか感じなかった。ただ、南さん演じる南美櫻の無表情なドール感を見られたこと、小川さん演じる小川紗良の様々な表情を見られたことが収穫。特に小川紗良が可愛くて、彼女の監督作品も気になるところ。とりあえず、観終わった後に残ったのは、莉奈の巨乳と特撮での街破壊。
曲の使い方とか大好きだけど…惜しい。手持ちの揺れをもうちょっと抑えられないかな。テーマも分かりやすいし、タイトルバックとラストだけ見れば完璧な映画なのに。
あまりこういった面からの評価はしたくないけど、主人公がどうしても嫌い。作劇上の意図とはいえ、苦痛だった。
10年代総決算みたいな内容は興味深い。白石晃司、山戸結希、カンパニー松尾、ウテナ(について議論したTL)。
ヴレア

ヴレアの感想・評価

3.1
この世は誰かの撮った映画の中なのかもしれない。
自主映画の撮影風景を綴ったドキュメンタリー風に話は進んで行き、主人公がやがて本当に撮りたいものは何なのかを見つけ出す物語だ。
途中までは彼の撮りたい映画というものが何なのか全く見えてこなくて、その優柔不断さもあってとにかくイライラさせられっぱなしだったのだが、4年に一度現れる謎の女性という怪談めいた話が出てきてからは興味が引かれた。暗い夜道でじっとこちらを見つめているシーンとか、主人公の部屋で無言で見つめてくる様とかなんかホラーが始まるんじゃないかと思ってゾクゾクさせられた。
また、映画作りを手伝ってくれる小川紗良の演技も非常に良い。訳のわからない内容なのにちゃんと演じてくれるし、ダメ出ししながらもなんだかんだ仕切って手伝ってくれる小川さんの優しさ。彼女が居なかったら絶対無理だったろう。
あとは、ミュージックラボという事で音楽と映像がうまくシンクロしていて良かったと思う。
dude

dudeの感想・評価

-
あ〜何とも言えん。『花に嵐』も観て余計に持て余す。あり得んような学生生活の中にもあり得ない現実があることに感動。その点では『聖なるもの』が好きかな。
KingLeo

KingLeoの感想・評価

2.8
監督の作品に対する思いと周りのギャップや、自主制作あるあるは上手く描かれていた。でも現実と違うのは色々文句言いながらもこれだけの人が関わってくれている。プロット自体は前作とそれほど変わらないし、なんかいっつもハアハア言ってるが、この作品なら普通ならNGな映像の荒さやちょっとした音割れなんかもエッセンスになる。映画自体はユニークだしモキュメンタリーの構成も葛藤やドラマもあり、起承転結しっかりしていて面白い。それよりもこれを実現出来る行動力、人脈がすごい。構図のアングルとか黒味に文字とかショートテイクのショットの繋ぎとか、特撮とか、メタ的なとこやパーソナルな作品ってとことか庵野に影響されてるんだなって思った。それに独自のフェチも加わっていて凄く気持ち悪いのもそれっぽい。けして万人受けする様な作品ではないが、刺さる人には刺さるんだろうな。正直途中で飽きてしまった。すごく見るのに疲れた。
この企画の他の作品はヘッドフォン取りたくなる位酷かったが、他と比べると音が誤魔化し方も含め良かったし一番MVぽく音楽も効果的な使い方だった。この企画は結構音楽ガチャな要素もデカイ。ダセー音楽だと詰む。
浮らゐ

浮らゐの感想・評価

4.3
何が映画で何が現実で何がどうだか分かんなくなった 私たちが住んでいる宇宙が誰か巨大な身体の脳かもしれない...?それが本当か嘘か私達にはまだ分からない けどそういうメタ視点を持ってるって事が大切って思う

ラブ&ポップ大好きだから映像の雰囲気とか世界観がすごい好きだったし出てる女の子がみんな可愛い...
南さん演じる南美櫻さんが実際調べても情報があまり出て来ず超謎なのがゾクゾクする
21-95
U-NEXT
なんじゃこれ。
クソ好きなんですが。
オタクの自意識を俯瞰してみる感じとか(「まごころを、君に」的な)、ボンジュール鈴木の音楽の使い方とか、映画的な構成の巧さとか色々フックポイントはあるけれども、とにかくどちゃくそ小川紗良が可愛い。
いわゆるモキュメンタリーの手法で、大学の映画研究部を舞台に映画制作の様子が映し出される。

作成された映画の映像、監督が記録した撮影風景の映像、その他誰視点の何の場面なのか不明な映像、いろんな視点の映像が入り乱れ重層的に紡がれていって、何とも言えない不思議な感覚に陥った。

まーでも結局、私にはよくわかりませんでした(笑)。ものすごく変な映画、というのが正直な感想です。

おそらく映画作りに携わっている人には違った見方、響き方があるんだろうなとは思いました。
一見するとオタクの妄想を具現化したコラージュのようで見てられないんだけれど、そのじつ相当テクニカルな事やってて、監督の映画リテラシーの高さが窺えるラストショットなんて鳥肌もの。
自主映画製作の裏側を描いたありがちなモキュメンタリー(フェイクドキュメント)だと思っていたら、視点が切り替わる後半からは破壊と再構築のツイスト掛かりまくった多重構造が展開。
幾重にも紡がれるメタ構造の果てに無限に広がる映画宇宙、一般層には余り響かないかも知れないがシネフィル勢がこぞって絶賛するのも頷ける。
創作のミューズを演じる南美櫻は昔観た『雨粒の小さな歴史』で気になった黒髪ロング前髪ぱっつんがよく似合う美少女、他作品で全く見掛けないので辞めてしまったのかと思っていたが続けていたようで安心した。
もう一人のヒロイン小川紗良は今年公開の長編初監督作『海辺の金魚』も話題の若手演技派有望株。
ライト層には可愛い主演女優二人を愛でる為に、ヘビー層には引用元や撮影技法について議論して頂く為に是非薦めたい。
庵野秀明×フェリーニ×六番目の小夜子と言った所だろうか。
妙な中毒性を帯びた癖になる作品(続け様に2回観てしまった)、なのに円盤化されていないのは残念でならない。
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