めちゃくちゃだよっ!
色んな人が言ってる通り庵野っぽくて、そこに『8½』の要素が加わった感じ。てか、8½とほぼ同じシーンあったよね。
岩切一空は現代日本映画トップクラスの映像作家なんだろう。ドキュメンタリータッチな部分はわざと素人臭くカメラをぎこちなく動かしてリアリティを出してるんだけど、映画的な展開にまわった時は強烈なショットをキメてくる。切替のうまさ。園子温みたい。
この監督の天性の作家性が10年以上先も失われることなく映画を撮り続け、いずれは彼が濱口竜介や是枝裕和と肩を並べる様な監督になることを期待する。