これはもう魅力が盛りだくさんのドラ作品。
まあ正直海賊要素はそこまで強くなくて、カリブ海感もあまりない。そっちを存分に味わうならやっぱ「南海大冒険」だろう。
この映画の強みはなんといっても主題歌、そしてミニドラ。星野源の曲が2曲とも最高すぎて、それぞれの曲が使われている予告編だけで大満足できるレベル。ほんとなんていい歌なんだろう。
もちろんストーリーもとても好き。ちょいちょい友情や名ゼリフ的なやつで泣かせてくる。そしてミニドラ。ほんとなんて可愛いんだろう。しかもいっぱい出でくる。もう反則なんじゃないだろうか。
さらにもうひとつ。「宝島」というくらいだから、財宝はもうざっくざく出てくるのだけれど、驚くほどに存在感が薄い。のび太やしずかちゃんがお宝を前に目を見張るシーンはあるけれど、その程度。手の届く場所に溢れるほどあるのにも関わらず、そっちのけで物語は進行。この演出がまたいい。
ドラえもんは観れば観るほど知れば知るほど奥が深いですな。
