ひじり

囚われた国家のひじりのレビュー・感想・評価

囚われた国家(2019年製作の映画)
3.3
エイリアンvs.人間ではなく
エイリアン支配下における人間vs.人間

着眼点が面白く退廃的な格差人間界(あえてこう記したい)の有り様がなんとなくリアルで、嫌な空気が延々と続く。

エイリアンを利用した思想対立でありつつも
社会主義vs.資本主義の再来のようでもあり
来襲によって明らかに逆行した人間界の解釈が不気味で恐ろしかった。

中盤までやるせない展開が続くがラストシーンはどう考えてもカッコ良過ぎる。
ラストシーンまで見切ったかどうかで
評価が大きく変わってしまう作品だと思う。

ある意味どんでん返しな本作を
理解した上でもう一度見てみたくなった。
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