エミリア・クラーク主演のミステリー(ポスターはホラー雰囲気だが、あくまでミステリー)。
現代の通り、石から声が聞こえるというとても不気味な雰囲気が、本作の気味が悪くて良いところ。
子供のジェイコブは幼くして母親を失うが、母は死ぬ直前に、「私の代わりが現れる」「いつかあなたの元に戻る」と言う。
ジェイコブは父クラウスと二人で暮らしているのだが、母親を亡くしてから、一切喋らなくなってしまった。
そこに住み込みの看護師であるヴェレーナが現れる。
ヴェレーナは自信を持ってジェイコブの心のケアをするとクラウスに言い、ジェイコブと積極的にコミュニケーションを取ろうとするのだが、彼が壁に耳を当てて、何かを聞いている事を知る・
エミリア・クラーク目当てで鑑賞。
思ってたいたよりは楽しめた。
明るいイメージの強いエミリア・クラークが、奇妙なクラウス家の中で、終始淡々としている様子から遷移していくところがハイライト。
妖艶な彫刻のシーンもスパイスのひとつになっている事は間違いないし、個人的には堂々としたオチで良いと思う。