民間人すぱすぱ

クワイエット・プレイスの民間人すぱすぱのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.9
今年36作目「クワイエット・プレイス」鑑賞。

まず最初にこの作品の特性上、ポップコーンを食べながらの鑑賞は控えた方が良い。できれば飲み物も。

私は普段からポップコーンのガサゴソ音ですらノイズになると思っている為、映画館で飲食は一切しない派であるが、今作では厳禁。それでもと勇気のある方は周りからヒンシュクをくらう覚悟で臨まれたし。

この作品は音を一切立ててはいけないというシチュエーションホラーであるために全観客が音に対して超敏感になっているので、無神経に音を立てると映画の内容と同じく襲われる可能性があるw
それは言い過ぎかもしれないが、間違いなく舌打ちされるのでご注意を。

監督兼、父親役のジョン・クラシンスキーと母親役のエミリー・ブラントはリアルでも夫婦。劇中でのイチャイチャぶりも納得。

エミリー・ブランドは意志の強い女性役は良く似合う。旦那だけあって嫁の魅力を良くご存知だなぁとw

監督自ら脚本にも咬んでいるので、父親役が理想の父親過ぎて若干、リアリティに欠けた。家族の前で弱さを晒せれば、より人間らしさが出たのでは?!

音のシチュエーションホラーだけに音で観客をビビらせる演出が少しばかり多いように感じた。オチに関しても伏線は張っていたが、あと1アイデアあれば名作になり得たかも?!
シャマランの「サイン」に映画の雰囲気が似ている様に感じたが、この更なる1アイデア(シャマラン節)がある分、「サイン」が名作である事を再確認した。

しかし今作も十分良作と言えると感じた。

劇場で観ないと意味ない系の作品である為、劇場にての鑑賞を強くオススメする。