すなお

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティのすなおのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後、東京のハロウィンのごちゃごちゃした夜の街を見て、
この作品を今観て良かったと思った。

あらすじ、高橋一生さんに惹かれて鑑賞。
好きな色の映画だった。
色彩、音楽、間、題材。

地方出身の自分から見た東京ってこんな街だったし、
2017年ってこんな時代だと思ってた。
おんなじように見てる人がいるのかなって少し安心した。

この世界を生きてみたかったと思わされた作品だった。
そんな勇気無いけど。
観れて良かった。好きです。

監督の観てきた映画とか、好きな世界観が、なんとなく自分と同じだろうなと思えた。

この作品を好きだと言う人に今後出会いたい。
だから好きだと言いまくります。

自分の好きに自信がないので4.5だけど、5です。

______ネタバレ
カイトの突然の死が自殺なのか病気なのか(飛び降りは表現なのか?)とか
どれが現実でどれが幻覚なのかとか
余計な疑問も隠し得ないけど、
それを考えるのは野暮な気もする。
事実がどうであれ、突然の死も現実も幻覚も現象として起こり得るのだと解釈した。
何故カイトが死んだのか。
それは映画のストーリー上必要だったから、と純粋に思った。
理由もなく人は死ぬから。

カイトみたいな人好きになったらきっと涙が止まらない。

エンドロールでの高橋一生の名前の位置を見て、 その役の大きさを感じた。

お互いを惹かれ信じあえるようになる描写が丁寧で
高橋一生だからこその安心感も感じられ、説得力もあった。

最後のピエロとのやりとり、
人間の強さを感じた。
絶望に負けない希望に生きる強さ。
続く命は続けていかなきゃいけない。

ずっと浸ってる。
っていうか引きずってる。


(小村の監督!?!?)
すなお

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