紫音

劇場版 フリクリ プログレの紫音のレビュー・感想・評価

劇場版 フリクリ プログレ(2018年製作の映画)
3.4
地元でセカンド上映をしてくれたおかげでようやく鑑賞できました😅
内容はいつも通りしっちゃかめっちゃか。ヒドミちゃんが始終可愛かった。

進歩、連続的の意味を持つ「プログレ」であったので、「オルタナ」ではなかった前作(OVA版)との繋がりが多くあったなと感じました。続編的な作りになっていたのには凄い嬉しかったのですが、それ故に見劣りが激しいのが残念でならなかったです。爽快感や中毒的な症状を受けることができなかったのが要員かなと。しかし、中盤以降の特に5話は凄い良かったと思います。作画も一気に見応えあるものに変化しましたし、劇場で観れた分迫力満点でした!この作風が変わる感じ、フリクリでしたね😊

あと、ボーイミーツガール要素が復活して、『あぁ、フリクリだな。』と感じれました。オルタナに欠けてたのはこれですね。プログレはオリジナルの続編と捉えると、足りないものが戻ってきたって感じで、たとえ劣っているとしても、ピースが合わさればそれはフリクリです。

ラハルとジンユについてなんですけど、こればかりはうまく扱えてなかったなと感じました。アトムスクを巡って対立しているの事は分かるのですが、ハル子を分裂させてまでそれを描いた割にはメインストーリーのオマケ感が強くて、それならなくても良かったのでは?と感じるほどでした。あと、林原めぐみさんがダメだった訳ではないですが、途中でハル子に戻っている時くらいは新谷さんを起用して欲しかったですね。お二人とも特徴的な声ですので、キャラと声のズレ少し頭が混乱しました。(それでもめぐみさんの新谷完コピには驚きですよ。)

微妙と感じてしまう点が多いのは、やはりオリジナルへの期待と懐古的な意識が強いが為でしょうね。過去作を通して読み解いていくともっと「フリクリ/プログレ」を楽しめるんじゃないかと思います😊
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