Kanji

恋愛被害者の会のKanjiのレビュー・感想・評価

恋愛被害者の会(2011年製作の映画)
4.1
超男目線の、まさに恋愛で痛手を負ったばかりの人が作ったであろうと感じられるラブストーリー。

インド映画ということで観たけれど、国籍や文化の違いは一切関係なく、日本人でも共感できる男と女の価値観の違いや、生態の違いを、男目線で描き切った作品。
男女やその他の性別の違いは勿論のこと、その時々の恋愛ステータス(未婚既婚、恋人の有無、片思い中、失恋直後、遠距離恋愛中などなど)によって、受け取り方は千差万別間違いなし。

女性の価値観を男は理解出来ないんじゃー!という事を代弁してくれているから「よくぞ言ってくれました」と思うこともある一方で、「そんなことを思っているとバレたらまた怒られるのでは?」と冷や汗をかく自分もいる。

インド映画らしく歌と音楽もあり、本作はそれが冗長的に感じるタイプであるのと、役者陣の演技も若干の素人臭さを感じるけれども、ひとりの男としては他の男性諸君がこの作品をどう捉えるかが気になってしゃーない。
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