たまらなくしびれたなぁ…このドキュメンタリー。フジコさんの魅力だけで最後まで見てしまった。
「天国に行って幸せだけなんてつまらないじゃない、センチメンタルも時にはなくちゃ。」なんて言ってのけちゃう。
すごく暖かくて優しくて、そして心底孤独で、それでも目を見ると彼女の芯の強さを強烈に感じる。生き様がピアノの一音一音に乗り移っている。
太く分厚い指はなんだか人の手というより、手の形をした生き物のようだった。
世界各地のフジコさんのお家とペット達も拝見出来て楽しかった。
外国のコンサートでのピアノのコンディションはあまりに酷そうで、楽器を持ち歩けないピアニストは大変だなぁと思った。