フジコ・ヘミングの時間の作品情報・感想・評価・動画配信

「フジコ・ヘミングの時間」に投稿された感想・評価

QvQ

QvQの感想・評価

3.8
フジコさんの生い立ちや苦難の多い人生については、だいぶもうテレビのドキュメンタリーなどを観て知っていました。独特の世界観の中で生きている人だということも、今のような評価を得るまでの過程もだいぶ知ってた。

だからそういう部分での新たな発見はあまり多くはなかったけど、彼女が評価を得てもなお我が道を貫き、ピアノに真摯に向き合っている姿に改めて心打たれたし、大変勉強にもなりました。

そして何しろ演奏の素晴らしさ。若干違和感のあるファッションセンス(汗)も吹き飛んで余りある音の優しさ。彼女の演奏を聴いてるとホント自然に泣けてくるくらい心が丸裸にされる感覚がある。魂のこもった音とでもいうのかな。うまいこと言えないけど、それは本当に技術では補えない天性のそれなんだと思います。

生音はまだ未体験。そんな幸せな時間を持つ機会が今後あるかな?どうか長生きしていただいて、私はそれに間に合いますように!いつか必ず演奏会に行きたい、と改めて思いました。
こちらも耳不自由系アーティスト。
佇まいとか草間彌生にもちょっと似てる。
藤子ヘミング、ラ・カンパネラを息するように弾きはるの。
riyonya

riyonyaの感想・評価

3.3
なんとなくこの人、音楽がわかってる人からは下手くそって思われてるのかなと思ってました。
そんなのどうでもいいくらい、かわいい人でした。

自分の暮らす部屋の内装の凝り方が素敵。
幸せってたぶんそれ!
彼女の演奏と他のピアニストとの比較はできませんが、自分の好きをわかってる姿は素敵以外のなにものでもなくて、それがちゃんと伝わってくる映画でした。
ちろる

ちろるの感想・評価

4.1
フジコ・ヘミングと廻る世界の旅。

ピアノのCDなんて興味なかった私が初めて買ったのがフジコヘミングの「ラ・カンパネラ」のアルバム。
たまたまテレビで彼女のドキュメンタリーを観て彼女の奏でる音色、動物たちとの生活、日本人離れしたその風貌に虜になって一気にファンになったからだ。
見た目は荒地の魔女的な(失礼)雰囲気だけど、話し出すとまるで少女のまま止まったような不思議な雰囲気がある。
厳しかった母の文句を口にしながら気がつけば母のことばかり話してしまう。
自分たちを見捨てたかもしれない父のルーツを心から愛してる。
ロシア系スウェーデン人の父と日本人の母の血を受け継ぎ、多感な時期には嫌がらせをされて突然田舎に疎開する。
そんな、辛い思いをしても彼女は自分の家族を愛してやまない。

音楽の天才少女と謳われながらも、国籍不明な故にヨーロッパへの留学が叶わず、ドイツ大使の尽力により難民としてベルリン音楽大学への入学を果たす。
貧しくてひもじい日々をやり過ごし、ようやく出会えた恋もあっけなく通り過ぎる。
日本で散々「ガイジン」だといじめられて、ヨーロッパでも異邦人扱いであった彼女にはやはりピアノしかない。
辛い想いをしてきた彼女だからこそ奏でられるその調べは、まるで生き物のように人々の魂を震えさせて、彼女のピアノの調べは魔法のよう。
最後の最後まで、彼女の魅力を余すことなく堪能させてもらった贅沢すぎるドキュメンタリー。

「天国は幸せしかないってなんかつまんないじゃない。」
辛いことをたくさん乗り越えてきた彼女だからこそ発するその言葉の重みが、私の未熟さを突いて、「人生まだまだこれから!」と、思えるようになった。
「誰かが歌っているように弾く」

思ったら間髪入れずに「これ好き」と口から出る。銀色、窓枠の造作、本棚に並んだ本の背表紙、髪型、飼い猫たち、ウィンドウ越しのクリスマスツリー…

好きなものに対するこだわりが強いところが、さすが芸術家。

見応えあるドキュメンタリーでした。
ピアノの音色を愛する全ての人に。

「音には色がありますから」
juri

juriの感想・評価

4.5
中学生のとき、音楽教師にあの特番見せられました。フジコさんにとってそんなにも転機だったとは知らなかった..。

常識ってとても難しいじゃないですか。

国や時代が変わると全く違うものになったり。美意識もしかり。

自分が良い、美しいと思ってるものが急に崩壊したりする。

自分の内側と対話するって苦しい作業だと思う。たまには誰かに大丈夫だよ!って言っても欲しくなる。

フジコさんは変わっているけれど、人目を全く気にしないというようには見えなかった。残酷だけれど、そういう繊細な部分に美しさというのは宿るものなのだろうか。

弟さんが強烈なキャラだった。
Adele

Adeleの感想・評価

4.0
フジコさんにはなんというか、揺るぎない美学がある。
強く泰然自若としているようにも見えるし、それでいて幼き日々のノスタルジーにも繋がるような。

60代にして一躍有名になった幸運を「神様が見出してくださった」と言い、祖父(とってもハンサム!)の写真を見ながら「天国で必ず会いたい人」と言う。
どこまでも少女のような人だ。同時に信仰心の美しさのようなものを感じた。

彼女から訥々と語られる言葉がどれも不思議な重みがあって、それがすなわちフジコさんの人生の奥深さなのかな、とも思う。

「あと何年生きられるかと思うと怖い…出来る限りやりたいと思う。」
その気持ちがフジコさんにピアノを弾かせる機動力になっているのかな。

これからもずっとピアノを弾き続けてほしい。
昨日やってたファミリーヒストリーの流れからこの作品を鑑賞。

ドキュメンタリーとしては微妙だが、美しいピアノの音色とともにフジコヘミングと世界中を旅してるような感じが良い。それと猫の出番も多く猫好きにはたまらない。
yu

yuの感想・評価

3.4
今も世界中を飛び回っていて凄い。世界や日本の街に対するフジコさんの思いを聞けたことを貴重に感じた。
せっ

せっの感想・評価

3.2

家持すぎやん?.
世界で活躍するピアニスト、フジコ・ヘミングさんに密着したドキュメンタリー。
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このフジコ・ヘミングさん、お父さんがスウェーデン人だったり、ベルリンに留学してたり、今はパリに住んでたり、とにかく色んなところにルーツを持ってる。
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それで各国に別荘があるんだけど、ツアーのついでにその家の様子を見に行くフジコ・ヘミングさん。おそらく京都の家なんか全く行ってないだろうに。
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そんなリッチな生活を送ってるけど、実は耳が聞こえなくなっちゃったりとめちゃくちゃ苦労人。しかも人気が出たのが60になってからって言う遅咲きなんすね。
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この人見てると人生何があるかわかんないね。
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