るパン

トップガン マーヴェリックのるパンのレビュー・感想・評価

4.0
今年で22歳を迎えた。世代の人から見たらまだまだ青くさい若造だろうか。そんな私は「トップガン」と小学3年生の頃に出会った。日曜の夕暮れ時、羽音のうるさい扇風機の傍ら、今にも溶け出しそうなアイスを片手に、親父とテレビにかじりついていたのを覚えている。なんとなく、面白がって見ていた私だったが、やたらと日曜に流したがる父親のせいで、幾度なくこの映画に触れることになる。親元を離れ大学に進学した私はパンデミックの影響もあり映画に触れる機会が増えた。そんな背景もあってか、ふたたび「トップガン」を手に取っていた。見終わる頃には、なぜだか、腕が床を押している。汗臭い同級生たちを六畳一間に押し込み、テレビのリモコンを手に取る。気がつくと、むせかえるような男臭さの中、服を脱いで皆、床を押している。なぜかこの映画を見ると、腕がパンパンに張るようだ。

そんなこんなで床を押していた私は、あるツイートを見かけた。「トップガン続きやるってよ」その日はやたらと床が近かったのは、また別のお話だ。「延期です」散々焦らされることにはなったが、そこもまた密かに楽しんでいたのは内緒である。

待ちに待った2作目だがもう何も言うまい。言わずもがな、賃貸の床に汗水を垂らしている私の姿からヒシヒシと伝わっているだろう。

「考えるな、行動しろ」だ。映画館に行け。
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