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トップガン マーヴェリックのjustaperfectdayのレビュー・感想・評価

3.9
飛行シーン・空中戦の映像・迫力・緊張感は圧倒的なだけに、ペニーとのロマンスとビーチアメフトが省かれるか、その分、他の人間関係をより深く描けば、硬派で緊張感が持続する深みもある名作として個人的に絶賛できたはず。
それがトップガン!なのかもしれないけれど。

個人的にエド・ハリスをもう少し観たかったことは置いておいて、
グースは前作未見・忘れた観客にもわかりやすく伝える演出がある一方、ペニーに関しては「誰?前作でてた?ピートとの関係は?」とモヤモヤしながら鑑賞するハメに。
励まし・支えるヒロインとして、もっとあっさり描くか、もっと深く描くかしてくれないと、ペニーのシーンが常に不要に思えてしまう。

そんな、ピートとペニーの中途半端な描写よりも、
ピートとブラッドリー、ルースターとハングマン、チーム内での人間関係をもっと深く描いてくれたなら、もっとクライマックスが!もっとエンディングが!と思ってしまう。

「ビーチアメフトだけでそんなになる?」とツッコみたくなるけれど、前作のビーチバレーよりは観れる。
前作のチャーリーよりも、まだ本作のペニーの方が観れるのは観れるかも。

飛行シーン・空中戦で+150点!と言われると、差し引き85〜90点かもな、と思えるくらいの映像だったので、そんな人間関係の描写ゆえに評価しがたい一作。
前作のカット割よりは断然納得できるけれど。

バーでの60s〜70sな選曲の基準もどこか腑に落ちない。
オジサンと若いチームの対比を描くシーンだったはずなのに。
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