ひまわり

トップガン マーヴェリックのひまわりのレビュー・感想・評価

5.0
最高!余裕の★5です!むしろ★10くらいです!
映像も音も素晴らしいので、絶対に映画館で観てほしい。迷ってないで行こう。
※前作『トップガン』を観ておくのをオススメします。

泣きました。ハラハラしました。カッコイイ!!
昨今には珍しいくらいストレートな主題をストレートにぶつけてくるんだけど、全然チープに見えない素晴らしさ。美しくて、ずっと気持ちの良い作品。分かりにくいところもなく、同じ世界に立っているような気持ちで終始楽しめます。
前作で見たかったものが丁寧に描かれている印象で大満足です。

飛行シーン:最高!
キャラクター:最高!
ドラマ:最高!
絵作り:最高!
続編として:最高!
音:最高!

鑑賞後すぐにパンフレットを買おうと決めたのに完売でした…。悲しいけど分かる……それくらい良かったです。


▼以下ネタバレ












最高だったね…。これほどの感情を抱く映画ってなかなか出会えない。
話自体も良かったんだけど、本当に〝映画として〟感動しました。

大きな軸としては
・任務成功=死者を出さない
・過去を乗り越える
(・最新機と古の機体/マーヴェリックと若者たち)
だったのかな?

最初から最後まで大好きだったから、何を書けば良いやら状態です笑
ポイントごとにいきましょうか。

■これぞマーヴェリック!

グースの写真を飾った部屋からスタート。そこからマーヴェリックは航空機……ではなくバイクに跨りブゥウーン!新機体の開発に関わっているのか、中止になりそうなプロジェクトを守るためにマッハ10を出すテストへ発進!上司の声はガン無視!記録はマッハ10.2!(だっけ?)無茶したので機体が耐えられず、上司からお説教。くぅ、何も変わってない、だがそこが良い!
この無茶は開発チームを守るためであり、それはイコール、彼らの命・生き様を守る行為だったのだと思うと堪らない。
その後の訓練生相手の無双も痺れましたね!精鋭たちにも負けないオジサマ、渋くてカッコイイ!
所々に挟まれる上司とのやりとりもクスリ。組織で生き辛そうな彼らしいシーンでした。

■映像が素晴らしい!

前作も素晴らしかったのに最新技術等を盛り込みパワーアップ!
コックピットからの臨場感ある景色、スピード感ある航空機の動き、空や渓谷といった自然とのバランス。同じような景色が続くシーンもあるんだけど全然飽きない。すごい。Gに負けて意識が遠のくところとかも表現が上手で、「あ〜〜〜、意識、まだ、頑張って…!」って手に汗握ります。

絵作りのカッコ良さは飛行シーンだけにあらず、バイクのシーンも、離発着の滑走路側にいる人々の動きも本当にドキドキするものばかり。良い。

■マーヴェリックのお手本飛行

作戦は遂行可能だということを示す彼の飛行。
その前にその任務がどれほど大変なのかと分かりやすく説明され、さらに生徒たちが散々失敗した後なので、マーヴェリックといえど緊張でハラハラドキドキ。残り時間が少なくなるにつれてどんどん前のめりへ。完全に生徒たちと同じ気持ち。目標が散り散りになった時には心中は大喝采でした笑
「自分のキャリアを賭けてマーヴェリックを編隊長にする」と決意した上官も熱い!
(さらにここは、上官の代替案がパイロットの死を前提としているのも効いてましたね)

■ルースターとの関係

ルースターが登場した、ピアノのシーンが良かったですね。キラキラとした青春時代、グースと盛り上がった歌。ルースターもそこにいたんだよなぁ…。
訓練開始時のギリギリまで高度を下げてのルースターvsマーヴェリック。腕立てから顔を上げないルースターが印象的でしたね。

実戦では守り・守られでF14に二人で乗り込む展開!ひと盛り上がりあってからの更なる盛り上がり。しかも「後ろのことは俺には分からん!グースの担当だ!」みたいな台詞が入るんですよ。熱い〜!
脱出機能が生きてなくて絶体絶命となる展開も素晴らしいなと感心しちゃいましたね。グースと同じようなシーンで今度は助かる、のではなく、仲間が助けにきてくれる。初めは仲間を見捨てがちだったハングマンが来るのは、マーヴェリックの経験と教えが生きている感じでとても良い。
エンディングの機体を一緒にいじっているシーンは本当の親子のようでそれも良かったです。

追記:ここ、スピードを誇りに思ってるハングマンがくるの、本当に熱いですね!?彼じゃなかったら間に合わなかったんじゃないですか?うわー!熱い!

2回目観に行った時はこのハングマンの各所の表情、振る舞いに心持ってかれてました。くう。

■アイスマンとマーヴェリック

前作で見たかったのはここだよここー!
互いを熟知したメールのやりとりにほっこりしていたのに、なんとアイスマンの余命は僅か。それでも思い出話とかではなくて仕事の話をと伝えるアイスマン。心残りにしたくなかったのかなとも感じてしまいますね。マーヴェリックも他の上官に対する時とは違い心の内を曝け出している様子で、二人の友情に涙。前作のロッカーでの励ましのシーンを思い出します。
アイスマンは軍内でのマーヴェリックの立場を守っていたようですが、それはマーヴェリックの才能や技術だけが理由ではなくて、飛行=生き様というマーヴェリックのことを理解していたし、同時にアイスマンも飛んでいる彼を見ていたかったのだと思います。

■ペニーと娘ちゃん

ペニーと娘の関係がルースターや生徒たちとの関係に重なるなど、意味のある恋愛シーンで一安心。彼女のお店も楽しかったですね笑
また娘ちゃんの「もうママを傷つけないで」も、生きて帰らなければと思わせるような台詞でハッとさせられました。


書き足りない気もするけど、ひとまずこの辺で。一瞬も飽きなかった、本当に素晴らしい映画でした!結局映画館で3回観ました。

■追記メモ
・ミッション時の各人の息遣いの違いも良い〜!
・ルースターがレーザー無しでミサイル撃つの、めちゃくちゃ成長じゃん
・時折グースに話しかけるマーヴェリックの切なさ…
・最初はマーヴェリックを昔の人扱いしていた生徒たち。最後に「彼がエースよ」とフェニックスが言うシーンで仲間になった感じがしてそれも良かった。俺もまだまだいけるよ。
・翻訳は字幕より吹き替えの方が好きでした。
ひまわり

ひまわり