ラッキー

さよならの朝に約束の花をかざろうのラッキーのレビュー・感想・評価

4.0
言葉にできない感情になる

泣ける。ほんと泣ける。

絵がなめらかで綺麗、
作ってるのはあの岡田監督で、
本作見てたら「あの花」「心が叫びたがっているんだ」を思い出しました。
ということで、アリスとテレスのまぼろし工場を早く観たい。

物語は壮大なファンタジーであり、
国同士は争ってて、しっかり戦ってる。
意外と血みどろ描写も多く、子ども向けじゃない気が。。。

でも、血の繋がらない母と息子の親子愛を主軸に、
親子の時間がほんわかするお話でもあります。

なんだろう。本当の親子じゃないってことで、
心の内側では感情が渦巻いてるけど、
いざ言葉にしてみると声にできないみたいな感じが切なくて。

また、長寿のイオルフの民という設定は葬送のフリーレンのよう。
何百年生きる苦悩と葛藤、まさしくフリーレン。

そのような異端の者は蔑まれる世界で、
人間たちはそれを捕らえて、自らの力とする。
人間の欲がうまく表現されていました。

うーん。ファンタジーだけど、すごい学べることが多い映画ですね。
ラッキー

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