押井守監督による実写作品。
映像・音楽・衣装・言語などで独特の世界観を作り出すことに成功してる…が、それだけ。
冒頭から8分近くもナレーションで世界観を説明してくるのがまず長い。しかもこの説明回りくどいだけだけで大したことは説明しておらず、物語に活かされない。
その後のキャラクター紹介も、クライマックスまでの一連も長い。黒木メイサや菊地凛子など華のあるキャスティングだがその効果はなく。たかだか70分程度の尺なのに冗長で仕方なかった。
もっとスマートに説明をまとめて、クライマックスに予算を集中してくれればカルト的な人気を誇れるだけの作品になった…かもしれない。ただあの説明こそが押井守監督作の魅力であるので難しいところ。