さく

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリスのさくのレビュー・感想・評価

5.0
「図書館の主役は人」という言葉を絶対に忘れてはいけない。たびたび会議のシーンがあるが、基本的に「市民が何を必要としているか?」がテーマになって進行している。決して「ぼくのかんがえたさいきょうのとしょかん」じゃないのだ。だからデジタル弱者、視覚障がい者、聴覚障がい者、無職、子どもたち、移民、その他いろいろのための支援となるようなことを行っている。サロンとコーヒー屋を作ればいいってもんじゃないのだ。貸出冊数や来館者数は、ベストセラー本を入れればいくらでも作れる。でもその数字に意味はない。図書館の使命を絶対に忘れないのだ。
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