ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリスの作品情報・感想・評価

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス2016年製作の映画)

Ex Libris--The New York Public Library

上映日:2019年05月18日

製作国:

上映時間:205分

あらすじ

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」に投稿された感想・評価

バカだから今までワイズマンの魅力が1ミリも分かんなかったんだけど、これ観て結構変わった。ワイズマンは「スピードラーニング」(シネフィルに殺される)
少し寝たけど、図書館が人種や年齢を問わず人々の活動の場所となっていることはよく分かる。初めてのワイズマン、ナレーションがなく図書館をまさに観察の対象としていたという感じ。
アメリカの数々の図書館をただひたすらに写してゆく。そこから、アメリカでの格差が浮き彫りになってゆく様が面白い。多くの人の社会参加の場として図書館があるのだとわかる。
長尺ながら、きっと行くことができないだろうローカルな図書館まで写しているという意味で価値が高い。
2017/10/08
山形国際ドキュメンタリー映画祭2017
山形市民会館
takumist

takumistの感想・評価

4.3
山形国際ドキュメンタリー映画祭にて。フレデリックワイズマン作品初鑑賞。淡々としたドキュメンタリーだけど感動した。ニューヨーク公共図書館がいかに今の価値を創ってるのか、そこで働く人の姿や提供しているサービスを通して映し出す感じ。
あたしもああいう仕事がしたい。
t

tの感想・評価

4.3
@yidff 山形市中央公民館
冗長とも取れる205分という上映時間自体が図書館そしてアメリカそのもののアーカイブを体現する。紙の書籍と電子書籍、公共としての使命と顧客満足追求の葛藤、その辺りに職業柄関心があったというのもあるが各プレゼンター、職員達の熱量を見事に切り取っており終始メチャクチャ面白い。
それを支えるは編集のクールネス、リズムの心地よさ、強いショットを惜しげもなく放出していく懐の広さ、ベルトコンベア、ダンス、手話の身振り等定期的に導入されるアクション、やはりワイズマンは別格と強く感じてしまう。あとラストのオシャレさ。
ワイズマンをちゃんと観たのは初めて。日本で簡単に観れない上に、長くて淡々としてて地味という謎な偏見(授業で見せられたやつがかなりつまんなかった)があったけれど、何とか最後まで観れた。スパスパカットを割る編集がだんだんクセになってはくるもののやっぱり長い。英語が分かるのと分からないのでは絶対印象違うと思う。途中で字幕を追うのに疲れてしまって映像だけ眺めてた。でも実際に行った気にはなれるから凄い。ちなみに実際にこの図書館に足を運んだことがある教授は「オレの方が面白く撮れる」と豪語してて面白かった笑。
goodbye

goodbyeの感想・評価

5.0
映像の雰囲気がとてつもなく上品。
これは、図書館とそこに集まる人がもつ知的さ、文化的さ、清潔さに由来するのだろうか。

本作を観るだけで、実際に行ったような気分を味わえた。様々なジャンルのお話を止め処なくつまみぐいできる贅沢!

また、やはり格差をなくすのは教養であるはずだと共感した。たくさんのイベントを次々と開催し、広く人々に利用されているのは本当に凄いし羨ましい。それを実現させている職員さんたち、なんとかっこいいのだろう。

全世界にこんな図書館が出来れば良いのに。
梅田

梅田の感想・評価

3.7
ニューヨーク「公共」図書館というのは、「私立」でも「国立」でもなく、半分は民間からの寄付で成り立っているということらしい。図書館といった場合にイメージしがちな「本の山」「見渡す限りの背表紙」といった記号的なカットはほとんど無くて、かわりにこの映画の大半を占めるのが図書館を舞台にした様々なワークショップやイベント、あるいは運営側の会議、などなど。なんの説明もなくすべてがフラットに繋げられていくので、細かい内容にはあまりついていけないし、眠くなる。パティ・スミスの(おそらく自叙伝『ジャスト・キッズ』を刊行したときのものだと思われる)トークイベントの模様も長回しで使われているけど、他のシークエンス同様に人物紹介のテロップすら無いので、知らない人が見ても「誰だろうこの人は」と思うだろう(他にも有名人が出てたのかもしれないけど、僕は誰が誰だかさっぱりわからなかった)。

率直な感想としては、この映画はかなりしんどい。部分的にしか理解できないのに延々と続く長い会話に耐えているだけだから当然っちゃ当然なんだけど、でも、それだけじゃない部分も勿論あった。
まず一つは、ニューヨーク市民の知性は、確かにこの図書館によって支えられているという肌感覚が植えつけられるということの、ある種感動的な実感。図書館は「本がたくさんあるところ」ではなく、「知識のハブ」なのだということ。図書館は老若男女、人種や身分、全てに開かれた空間として存在していて、あえて映画のテーマとするまでもなく、寛容と反差別が貫かれているということは、3時間半で嫌というほどわかった。
もう一つはなんというか、ある点を超えるとその英語のグルーヴがものすごく気持ちよく感じてくるのだ。中盤、ヒップホップのようなリズムで詩を朗読する白人の青年のリズムと、後半、黒人のおかれた境遇について持論をぶつける黒人の中年男性のリズム。いろんなアクセントがその言葉の意味を超えて、まるでメルティングポットが奏でる音楽のように……そしてこの映画はとんでもなく美しい音楽とともにエンディングを迎える。
ワイズマンが意図したものかどうかはわからないし、そもそも僕はこの監督の他の作品を知らないんだけども、しんどさと気持ち良さが混在した映画だった。
ちさえ

ちさえの感想・評価

3.6
長いので途中寝ちゃうのは不可避。
けど、司書さんたちの熱い気持ちとか、使命感とかはみていて感動する。日本の図書館とはぜんぜん違う、知の拠り所みたいな雰囲気がここにはあって、憧れる。
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