キラー・メイズのざいまるのネタバレレビュー・内容・結末

好みはだいぶ分かれる。子供向けっぽいとかアホっぽいとか感じて楽しめない人も多いと思うが自分はそういうのが好きだし敢えてのそれっぽいパロディだと思って楽しかったし主人公のプロフィール(自称アーティスト冴えない30代情熱はあるけど人生に焦りを感じてる)がなんだか妙に自分と重ねやすい情けなさでよかった。
友達と彼女がめっちゃいいやつ。
そんな情けない彼の人生の比喩表現的なシーンやおそらく監督の思う人生哲学的なものを表してるんだろうかと思えるシーンがちょこちょこあって好きだった。

最後のオチはものづくりをする人間として最後まで夢を捨てきれない姿勢なのかと思った。
とりあえず映像が見てて可愛いく面白いのでそれだけで自分は満点。

あんだけ入った人々を殺して脅威に晒した迷宮も外に出て壊れたらアパートの一室を占拠するただの段ボールのゴミでそれをみんなで片付けて日常に帰っていくところがちょうどホラーを見終わった私のようだと思った。