らてかえる

OVER DRIVEのらてかえるのネタバレレビュー・内容・結末

OVER DRIVE(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

アツい展開はとても良かった
実際にあった奇跡を取り込んだりリアリティがあった
ラリーはスピード感、激しさ、音の迫力。とても映像向きな題材だったと思う。
一方過去の女の話など人間ドラマの部分は粗いと感じた。

流れ的に勝手ながらもサブキャラクターの二人はもう少し感動的なエピソードがあるかと期待した。
メカニックの新人くんは挫折の末「仕事楽しくなった」だけで
マネジメントする女の人は挫折の末、立場を受け入れ甘んじるだけ。
なにかを達成して成し遂げてほしかった。

メカニックの子が仕事熱心になって周りの先輩方「あいつやるな」と言われたり、徹夜のシーンでエンジンが回らない致命的な原因を見つけたり、そんなので褒められてこっちまで嬉しくなるエピソードを勝手ながら期待してしまった。
マネジメントの女の人なら猛勉強して知識をつけてみんなの前で知識を活かしてトラブルに口出しして「やるじゃん」と認められるシーンとか。

サブキャラクター登場させたなら最後まで尺割いてほしいと思った
過去の女にうじうじする時間削ればいい

それと主人公にヘイトを集めるシーンがうまくないなと感じた。
チームの仲間を道具のように扱い、傲慢で、相手が兄だとしても人の傷つくことを選んで言い、怒りを我慢できないときは暴行。
もう少しまともな描写があったと思う。
早く逮捕されてほしいと思っていたし 最後のシーンの感動的なシーンをみても取り返えせないマイナスイメージがあった。
悪いところばかりを書いてしまったが、アツいシーンは多々あるし、最終レースの勝利と最後の大人になった兄弟の自転車レースの再現カットは少し泣いてしまった。