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ビール・ストリートの恋人たちのkakakaのレビュー・感想・評価

3.6
アバンタイトルで原作者のジェームズ・ボールドウィンの言葉を引用して黒人にとっての「ビール・ストリート」の意味が語られる。
本作が黒人差別のレガシーの一端であることは語られる通りだが、差別問題の前に、ごく当たり前の暮らしがあり、恋があることを丁寧に描いている。
同時にその日常に、差別問題が根付いている事を提示している。
希望と絶望を等しく、丁寧に描く眼差しは静かだが、監督の人間愛を感じさせる。
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